外出中の食べこぼし汚れ、後悔しないための正しい対処法
目次
- ○ シミを残さずにきれいに汚れを落とすには?
- ・こぼした時のとっさの行動…実は良くない対処です
- ・オシボリの塩素、摩擦によるスクラッチ(スレ傷)
- ・外出先での正しい対処とは?
- ・汚れに放置は大敵です
- ・最善の対処にするためにクリーニング店で伝えて欲しいこと
シミを残さずにきれいに汚れを落とすには?
こぼした時のとっさの行動…実は良くない対処です
友だちや家族と外食をする機会が増えてきました。ついつい会話に夢中になってうっかり食べ物をこぼしてしまったり、袖元が食べ物に付いてしまったり、ネクタイにラーメンの汁が跳ねたりと多くの方が経験していることだと思います。そして、こぼしたらとっさに近くにあるオシボリやナフキンでゴシゴシと擦ってふき取っていませんか?実はその対応は良くありません。
オシボリの塩素、摩擦によるスクラッチ(スレ傷)
オシボリは塩素消毒されていますので塩素が残留していることがあります。色の濃い生地などは塩素によって変色してしまう可能性があります。また、強く擦ってしまうと生地が摩擦によってスクラッチ跡(スレ傷)が付いて痛む可能性もあります。変色は洗濯しても元には戻りませんし、スクラッチ跡(スレ傷)に入り込んでしまった汚れはシミとなって残ってしまいます。
外出先での正しい対処とは?
食べ物の固形物は擦らず、ティッシュなどで摘み取ります。水分や油汚れなどはティッシュやハンカチを押し当てて汚れを移しとるイメージで取り除いて応急処置をしてください。
汚れに放置は大敵です
外出先から戻ったらご家庭で洗えるものは時間を置かずに早めに洗濯してください。また、ご家庭で洗えないものも時間を置かずにクリーニング店にお任せしましょう。汚れは時間を置くことで酸化して落ちなくなったり、汚れの種類によっては変色したり色が染まってしまう可能性があるからです。
最善の対処にするためにクリーニング店で伝えて欲しいこと
クリーニング店では食べ物をこぼしたと伝えていただくことにより適切な対処をすることが出来ます。例えば日本酒やサイダーなど透明な飲み物は乾いてしまうとわからなくなってしまいます。しかし、汚れは付いているので適切な前処理が出来ないまま洗い残してしまう可能性があります。その後、仕上げプレスの段階で洗い残しの糖分と熱が反応して茶色いシミのように浮き出てしまいます。そうなってしまったらシミは完全に落とせなくなってしまいます。このように何の汚れなのか、いつ頃付けてしまった汚れなのかをお客様が伝えてくださることが最善の対処法になるでしょう。