≪ダブルクリーニング≫その衣類、汗でゴワゴワしていませんか?
目次
- ○ W(ダブル)クリーニングをご存知ですか?
- ・汚れの性質と洗いの種類
- ・ダブルクリーニングの工程
- ・ダブルクリーニングの注意点
- ・ダブルクリーニング・おすすめはこんな衣類
- ・ダブルクリーニング取り扱い店舗について
W(ダブル)クリーニングをご存知ですか?
そもそもドライクリーニング・水洗い・ダブルクリーニングの違いをご存知ないお客様がほとんどではないでしょうか?
この3種類の洗い方にはそれぞれ特徴があります。
クリーニング店に洗濯物をお持ちになるときに、洗い方まで考えてお持ちになることは少ないのではないでしょうか?
よく、店頭の受付で「汗抜きはいかがですか?」と勧められることがあると思いますが、スタッフはやみくもにおすすめしているわけではありません。
洗いの特徴を念頭に置きながら、洗いにおいて足りない部分を補い、よりきれいに汚れが落とせるようにご提案をさせていただいております。
この度、当社ではJISL1931-4に規定される試験を行いウェット処理店の認定をいただきました。
このことで、今まで水洗いに適さない素材でも、ウェットクリーニングでの、処理が可能になりました。
ダブルクリーニングとは、ドライクリーニングとウェットクリーニングの2度洗いをしてそれぞれの欠点を補い汚れを完全に落とす処理方法となります。
汚れの性質と洗いの種類
●ドライクリーニング・・・特に油汚れに強い洗い、型崩れが少ない。
●水洗い・・・・・・・・・水溶性の汚れに強い、縮みや型崩れがある。
●ダブルクリーニング・・・ドライクリーニングとウェットクリーニング(水洗い)の2度洗いで油汚れと水溶性の汚れの両方を落とします。
※ウェットクリーニングでは、もともと水洗いに適さない素材を水洗いするので特に繊細な洗い方をします。なるべく力を加えず、動かさず、やさしく洗います。さらに短時間で洗うことで、衣類への負担を抑え傷めずに洗うことができます。
ダブルクリーニングの工程
1. まず、ドライクリーニングで油汚れを落とします。
2. ドライクリーニングのあとタンブラー乾燥、または自然乾燥します。
3. 乾燥後、ウェットクリーニングで残った水溶性の汚れを落とします。
4. 最終乾燥・仕上げアイロン。
ダブルクリーニングの注意点
●繊維1本1本の汚れが落ちるため風合いが変わったように感じられる。(例えば毛羽立ったような感じ)
●スーツ、アンサンブルのようなセットのお品物は、別々にお出しになるより、セットそれぞれの風合いを保つためにセットでお出しください。
●ダブルクリーニングを頻繁に行うと、寸法変化・外観変化・風合い変化を起こすことが有りますので衣替えなどのタイニングでの頻度が最適です。
●お客様がダブルクリーニングをご要望の場合でも素材、デザインによって、形態・風合いが著しく損なわれる可能性が有る場合には、ドライクリーニングをおすすめすることが有りますので予めご了承ください。
ダブルクリーニング・おすすめはこんな衣類
●長く着続け全体的にシミというより、汚れが目立ってきたようなスーツ
●カビが付着した衣類
●ゴワついたスーツ
ダブルクリーニング取り扱い店舗について
今回紹介しました、ダブルクリーニングにつきまして、誠に勝手ではございますが、一部店舗のみの取り扱いとさせていただきます。ご要望の際は、恐れ入りますが取り扱いが可能か、各店舗にお問合せ下さい。尚、スカット本社でも取り扱い店舗のご紹介をさせていただきますので、こちらもあわせてご確認のほどよろしくお願い申し上げます。